BeWrite - BeOSインストール補助ユーティリティ 概要 BeWriteは、通常の方法でBeOSをインストールできないマシンで、 原始的な方法によりBeOSをインストールします。 DOS/Windows上で、BeOSインストールCD-ROMのBFSトラックをそのまま ハードディスクのBFSパーティションにコピーします。 内蔵CD-ROMドライブを持たないノートPCでのインストールに適しています。 リリース2.00からは、CDからパーティションへの直接コピーだけでなく、 CDまたはインストールしてあるBeOSからイメージファイルを作ったり、 イメージファイルをパーティションにコピーすることも可能になりました。 これにより、インストールしたいノートPCに外付けCD-ROMがなくても、 CD-ROMドライブのある他のPC(デスクトップPCなど)でイメージファイルを作成し、 それをノートPCに転送してBFSパーティションにコピーすることでインストール 可能です。 また、メニュー形式での操作が可能となり、DOSプロンプトのコマンド行だけ でなくエクスプローラからも起動できます。 注意 BeWriteは動作原理上非常に危険です。 パーティションへの書きこみの際、BIOSを使ってハードディスクに連続書き込みを 行うため、誤動作/誤操作するとハードディスクの内容を破壊するおそれがあります。 空のハードディスクを使うか、実行前にデータをバックアップすることを強く 勧めます。 BeWriteはすでに多くの動作実績があり、リリース1.00まで致命的な 問題は報告されていませんが、作者はBeWriteの運用結果に対して いかなる保証もせず、またいかなる責任も負いません。自己責任で利用して ください。 手順 ここでは3通りの方法を紹介します。 始める前に本ドキュメントを通読してください。 下記ページも参照してください。 http://hp.vector.co.jp/authors/VA001240/article/beosnote.html 1. ローカルCD-ROMからBFSパーティションに直接コピーする場合 ターゲットPCにCD-ROMドライブがあり、直接コピー可能な場合の方法です。 要件 o ターゲットPC(通常はノートPC) o 外付けCD-ROMドライブ(通常はPCカード接続) o BeOS R4.x CD-ROM o 約350MB以上の未パーティション領域 1.1 ターゲットPCのハードディスクに、CD(BFSトラック)をコピーするための 一時的なBFSパーティション(約350MB以上)を確保します。 BeOS付属のPartitionMagicで500MBを確保するのがもっとも簡単でしょう。 このパーティションは最終的なインストール先ではありません。 CDの代わりにインストール元として使うだけで、すぐに不要になります。 なお、いくら大きな容量を確保しても、BeOSは300MB程度にしか認識しませんので 注意してください。 1.2 BeWriteを実行し、CDのBFSトラックをHDDのBFSパーティションに コピーします。 メニューの1番を選ぶか、以下のように実行します。 BEWRITE x: CDからの読み出しは、ドライブの速度によって5〜10分ほどかかります。 1.3 インストールフロッピーまたはLOADLIN.EXE(R4の場合)、BEOS.COM(R4.5.xの 場合)で起動します。makebootableコマンドを使ってBFSパーティションを起動 可能にします。Terminalを開き、コマンドラインで以下のように入力します。 $ cd /boot/optional/experimental/makebootable (R4のみ) $ makebootable /boot さらに、必要ならブートセレクタをインストールします。BeOSブートマネージャー の場合は、bootmanを実行します。 1.4 DriveSetupを使って、もう一つ最終的なBFSパーティションを希望のサイズ で確保し、Installerを使って現在の一時的BFSパーティションからBeOSを再イン ストールします。インストール後、元のBFSパーティションは削除できます。 2. CDイメージファイルを作る場合 ターゲットPCにCD-ROMドライブがなく、直接コピーできない場合は、 イメージファイルを仲介します。 要件 o CD-ROMドライブをもつホストPC(通常はデスクトップPC) o ターゲットPC(通常はノートPC) o BeOS R4.x CD-ROM o ホストPCのFATパーティションに約350MBの空き容量 o ターゲットPCのHDDに約350MB以上の未パーティション領域 2.1 (上記1.1を参照) 2.2 ホストPCでBeWriteを実行し、イメージファイルを作ります。 メニューの2番を選ぶか、以下のように実行します。 BEWRITE x: filename CDからの読み出しは、ドライブの速度によって5〜10分ほどかかります。 2.3 ネットワークやリムーバブルメディアを用いて、イメージファイルを ターゲットPCに転送します。LAN接続の場合は、転送する代わりにファイル共有 を利用することもできます。 2.4 ターゲットPCでBeWriteを実行し、イメージファイルをBFSパーティ ションにコピーします。 メニューの4番を選ぶか、以下のように実行します。 BEWRITE filename 2.5 (上記1.3を参照) 2.6 (上記1.4を参照) 3. インストールしてあるBeOSを複製する場合 すでにBeOSをインストールしてあるPCがあれば、そのイメージファイルを作って インストールすることができます。CDは使いません。 ライセンス条件に注意してください。 要件 o BeOSがインストール済みのホストPC o ターゲットPC(通常はノートPC) o ホストPCのFATパーティションにイメージファイルを格納できる空き容量 o ターゲットPCのHDDに同等以上の未パーティション領域 3.1 ターゲットPCのハードディスクにBFSパーティションを確保します。 サイズはホストPCのBFSパーティションより少し大きくします。 3.2 ホストPCでBeWriteを実行し、イメージファイルを作ります。 メニューの3番を選ぶか、以下のように実行します。 BEWRITE 1: filename BeOS上でddを使って行うこともできます。 $ dd if=/dev/disk/ide/ata/0/master/0_1 of=beos.img bs=1m 3.3 (上記2.3参照) 3.4 (上記2.4参照) 3.5 必要ならブートセレクタをインストールします。BeOSブートマネージャを 使う場合は、インストールフロッピーで起動し、bootmanを実行します。 上記の手順ではホストPCのBFSパーティションの容量そのままで複製しますが、 異なる容量にしたい場合は、3.2でBeWriteを使わずにBeOSで以下のようにして 任意のサイズのイメージファイルを作ることも可能です。 $ dd if=/dev/zero of=/win98/beos.img bs=100k count=5k $ mkbfs /win98/beos.img $ mkdir /mnt $ mount /win98/beos.img /mnt $ cp -a /boot/beos /mnt $ mimeset -f /mnt $ unmount /mnt 起動方法 エクスプローラからBEWRITE.EXEをダブルクリックする(「開く」)と起動します。 コマンド行から引数つきで実行する場合の書式は、基本的に BEWRITE コピー元 [コピー先] となります。 メニュー形式で実行 BEWRITE (引数なし) CDからBFSパーティションに直接コピー(メニューの1番) BEWRITE x: [n:] CDからイメージファイルを作成(メニューの2番) BEWRITE x: ファイル名 インストール済みのBeOSからイメージファイルを作成(メニューの3番) BEWRITE n: ファイル名 イメージファイルをBFSパーティションにコピー(メニューの4番) BEWRITE ファイル名 [n:] x:はCD-ROMのドライブ名 n:はBFSパーティションのあるハードディスクの番号(1:、2:、デフォルトは1:) ファイル名はイメージファイル(UNCパス指定可能) 制限事項 o 書き込み対象のBFSパーティションは、前もって作成する必要があります。 基本パーティション・拡張パーティション(論理ドライブ)のどちらでもかまい ません。 o 複数のBFSパーティションがある場合、最初のものを使います。 誤操作を避けるため、BeWrite実行時はBFSパーティションは1つだけにしておく ことをお勧めします。 o DOSでは、CD-ROMの読み出しにCD-ROMサポートが、パーティションの読み書きに BIOS INT 13H拡張が必要です。 o イメージファイル作成の際にUNCパス名またはNULを指定すると、空き容量の 検査は行われません。 使用条件等 BeWriteはフリーソフトです。 Copyright (C) 1999-2000 ITO, Takayuki. All rights reserved. 最新版は以下の場所で入手可能です。 http://hp.vector.co.jp/authors/VA001240/archive/ http://www.bebits.com/app/769 この文書は以下の場所で読むことができます。 http://hp.vector.co.jp/authors/VA001240/archive/BEWRT_JA.TXT 履歴 0.10 初リリース 0.20 R4.5のCD、拡張パーティション、2台目以降のハードディスクのサポート 英語ドキュメント付属 0.30 R4.5.2のCD、LBA拡張パーティション(ID=0FH)のサポート CDチェックにパスしなくても継続可能に 0.31 R4.5.2のCDチェックを修正 1.00 BFSトラック判定方法を変更 トラック3も自動的に見るようにする LHA自己解凍書庫で配布 2.00β1 イメージファイルの読み書きに対応 メニューを新設 推定残り時間表示 空き容量・ボリューム名の検査 その他いろいろ改良 LSI C-86試食版でコンパイル 2.00 全トラックを見るようにする